キーボード pt.4 【ノート用キーボード台】

 今回は、ノートPCにも外付キーボードを繋いで使いたくて作成したキーボード台のお話です。 始まりは IBM ThinkPad 535E を購入した1998年。 幅247mmとコンパクトさが売りのノートで持ち運びには良かったのですが、キー入力には少々辛い感じでした。 自宅事務所では、TEACシステムクリエイト T-5100 TW (DOS/V) に付いてきたPS/2フルサイズのキーボードを繋げて使うようになりました。 ただ手前にキーボードを置くと画面が見づらくなってしまうのが悩みの種で、たまたま自宅にあった高級そうな素麺の桐箱を目にして良いアイデアが浮かびました
 側板の長い方を外し、コの字型にした蓋をノートのキーボード上に被せました。
IBM ThinkPad 535E の写真 初代キーボード台の写真
FILCO Majestouch Convertible2より重かったであろう重量級のキーボードも心配なく叩けるほど頑丈な台でした。

 2000年頃から外注先で常駐作業をすることが増えました。 その当時の貸与PCといえばデスクトップ型でしたが、ノートPCへ徐々に置き換わっていきましたね。 今では、デスクトップを貸与されることは無くなりました。 客先では、ノートのキーボード両脇のわずかな枠に掛かるよう、キーボード裏に直接ゴム足を貼り付けて使っていました しかし、かなりの確率で滑り落ちます。 左右にズレないよう、ノートの幅に長い足を足横に並べて貼り、落下を防いでみたりと ただ、キーボードがたわみ、あまり荷重がかけられなくてイマイチでした。

長い道のりでしたが、この方法にたどり付いたのが6年ほど前
現在のキーボード台写真(1)
現在のキーボード台写真(2)
現在では、大・中・小 3サイズをノートPCのサイズに合わせて使い分けています。
3サイズのキーボード台写真
現在のキーボード台のをPCにセットした写真
PCが変わるたびスイッチやタッチパッドの位置に合わせてゴム足の位置を調整するためゴム足の予備は多めに
また、本来荷重のかからない奥側に力が掛かるため、ゴム足の数を多めにするなどの配慮をしてます
シリコンマットですが、当初は全面に大きなシートを置いていましたが、かえってグリップが悪くなるので両端だけに変更しました  そのため、シリコンマットは薄めのほうがキーボードがたわまず良いと思います ツルツルな表面処理のほうがアクリルとの密着度も高くキーボードのグリップもいいです

材料は、3ミリ厚のアクリル板ゴム足シリコンシート
加工には、カッターマット、ステンレス30cm直定規OLFA Pカッターハンドサンダー、サンドペーパー。シリコンシートのカットにはロータリーカッターを使用しています。

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